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◆ 今回のCuoreUp

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今回のテーマは『よく解らない自慢が「はびこる理由(ワケ)」』です。

まず、吾輩が「よく解らない」として分類している自慢について、
列挙させて頂きます(笑)

 1.中高生時代の武勇伝
 2.命に関わらない病気
 3.ダメな健康診断結果
 4.日々の残業や徹夜
 5.毎日仕事飲み

などです。

まず、一つ目の「中高生時代の武勇伝」

これって「昔、ワルだったんだぜ(笑)」という
自慢なんでしょうけれど、
本当にワルさをしていた人というのは、
「過去の恥」として捉えているケースが多く、
一切、自慢なんてしないと思うのですよね…。

なので、ノリノリで「ワル自慢」をしている人は、
大抵、虚実か誇張と思って、聞き流しています(笑)


続いて、2と3です。

悲しいかな、年を重ねる度に、この手の輩が周りに増えてきました…。
公言することで、改善の努力で手を抜かないように、
「有言実行」の心の支えにしているならまだしも、
数値の悪い度合い比べになってたりすると、もはや意味不明です。

「俺のが、血圧20も高いじゃん!」…いったい、ナニ自慢?


次に、4と5ですが、
残業が多いこととか、毎日仕事で飲む事って、
そんなにエライことでしょうか?

確かに、そんな生活が出来る体力は凄いですが、
見方を変えれば、スケジューリングが出来ないだけでしょ?

仕事飲みだって、毎日ともなると、ただの寂しがり屋さん?
って思ってしまいます(笑)


こういった、個人的には理解しがたい自慢合戦は、
集団の中の誰か一人が、発した言葉をきっかけにして、
かなりの人数を巻き込んだ状況で、自慢話しを繰り広げます。

一見普通に見える同僚や友人が、
「昔はワルだった」なんて言った日には、
「俺も昔はワルしてた」「友達がヘッドだった」
しまいには「友達の友達が○○してた」などなど、
もはや犯罪級のことまで、喋りだします(汗)


よく解らない自慢をする人達に、
共通するキーワードは『関心』です。

本来であれば、他者よりも優れている事柄をアピールして、
他人の関心を集めたいところなのですが、
「優れているアピール」というのは「嫉妬の対象」になりやすく、
他人から煙たがられることを、重々承知していることもあり、
前述のような「よく解らない自慢」をすることで、
「嫉妬」も避けつつ「関心を惹く」ようになってしまうのです。


では何故「よく解らない自慢」をしてまで、
「関心を惹く」ということに執着してしまうのでしょうか?

ズバリ言います!!
「関心(注目)されないことへの恐怖」です。

「恐怖」という感情は、理解して抑えることは難しく、
反射的、本能的に、回避行動をとってしまうものです。

そして、一刻も早く、その恐怖から解放されなければなりません。

極端なイメージになりますが、

『今、自分に向けられている関心は、
次の瞬間、他人に奪われているかも知れない。
いや、今、まさに奪われようとしている!!!!』

という、強烈な恐怖です(汗)

この恐怖の感覚を認識するのは、思いのほか難しいようです。

「関心を惹きたい」という欲求は、
目立ちたい、勝ちたい、負けたくない、仕切りたい。などなど、
解りやすい欲求に置き換わっていることが多いからです。

タイプとしては、

 ・目立ちたがり
 ・仕切りたがり
 ・負けず嫌い
 ・嫉妬深い

という人が「よく解らない自慢」をする傾向にあるようです。


一方で、関心を惹くこと自体に興味が薄い人もいます。
それにも関わらず、自慢話の波に乗ってしまうことがあります。
もう一つの「潜在的恐怖」でもある「仲間外れ」という恐怖です。

能動的に関心を惹くということはなくとも、
「仲間外れ」になってしまうという恐怖から、
発信力の高い人に、同調してしまい、
自慢話に乗っかってしまうのです。


如何でしょう?
少しは、イメージ出来たでしょうか?

関心が他人へ移ってしまう恐怖にあらがう人と、
仲間外れになりたくない恐怖から同調する人。という、
よくあるコミュニティの構図が…(汗)

両者は、必ずといっていいほど、
どんなコミュニティにもいます。

勿論、職場にも…。

これが『よく解らない自慢が「はびこる理由(ワケ)」』です。

 

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◆ お知らせ

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いよいよ来週の火曜日ですよぉ~!!

4/21(火) 19時~ 田町にて開催致します。

CuoreUp 4月度 セミナー&情報交換会 『希望型と保険型』
~ 未来を想像する人達。その未来に必要な策を模索する人達 ~
http://www.cuore-up.net/calendarjp/event.php?eid=20150324150655231

プチセミナーでは、
素質論の概略と、生年月日行動心理学の分類の一つでもある、
「マネジメント」についての解説として、
希望型と保険型を、事例を交えて説明致します。

【マネジメント】
 希望型    :可能性があることを求める。何事もプラスに考える。
 保険型    :最悪の事態に備えようとする。ついマイナスに受け止めてしまう。

なかでも以下のケースについて、具体的な解説を致します。

 ・イケイケの部下に、冷や水を掛ける上司
 ・最悪の事態なのに、なんとかなると楽天的な上司
 ・企画会議でのメリット、デメリットの応酬合戦
 ・調査にばかり時間がかかり、作業が進まない部下

情報交換会では、
グループワーク形式で、参加者の要望や課題をみんなで消化していきます。

想定される課題は、

 ・ネガティブトーク満載の会議を楽しくする方法
 ・万一を気にし過ぎて身動きとれない症候群を治す方法
 ・「やらせた方が良い」と「やらせるべき」の違い

などです。

 

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◆ あとがき

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吾輩には、関心を惹きたいという気持ちが、
あまり解りません…。

目立たないようにしているつもりはないのですが、
あまりにも、目立たなさ過ぎるせいか、
パーティなどの席上でも、ホテルマンや店員に、
間違えられることも数えきれないほどです(笑)

まれに、意図せず目立ってしまうと、
必要以上に嫉妬の的にされてしまうので、
最近では意図的に静かにしている時もあります(笑)

まぁ、出来れば自然体のままがいいんですけどね。
何事も ^^;