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◆ 今回のＣｕｏｒｅＵｐ
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今回のテーマは『ネガティブなのは遺伝子のせいだった！？』です。
突然ですが、遺伝子の話です(汗)
「セロトニントランスポーター遺伝子」というのをご存じでしょうか？
セロトニンは、脳科学や心理学でも、
ちょいちょい取り上げられていますが、
その「セロトニン」の効果に影響する遺伝子のようです。
SS型、SL型、LL型と3タイプあって、
Sがセロトニンの分泌の鍵となり、
Lがセロトニンの搬送の鍵らしく、
LL型のみがセロトニンを沢山運べるため、
LL型以外は、セロトニンの恩恵が少ないと言われています。
「セロトニン」は「安心」や「安全」など、
人の精神面で、とても重要な部分に影響する成分です。
また「セロトニン」が不足してくると、
「鬱」の傾向が出てくるなど、問題視されることもあります。
特に、SS型は「ネガティブ型」と言われるほど、
「安心」「安全」というキーワードを求めるあまり、
批判的、否定的な言動が目立つ人が多いようです。
3タイプあるのですから、数字上は3分の1と思えますが、
そこは遺伝子の不思議…なんと日本人では、
LL型は3%しかおらず、SS型は65%以上なのだそうです。
欧米人の比率はというと、
LL型が35%程度で、SS型は20%にも満たないらしい。
随分と差がありますねぇ～。
欧米人が楽天的で、日本人が根暗というのも、
否定できないのかも知れません。
では「素質統計学」では、どうでしょうか？
「ホープ」と「リスク」という要素があります。
「ポジティブ」と「ネガティブ」に近いかも知れません。
また「本質」と「表面」という組み合わせもあります。
この本質と表面、ホープとリスクというのが、
セロトニントランスポーター遺伝子に近いと感じました。
便宜上、ホープをH、リスクをRとします。
掛け合わせのパターンとしては、
HH型、HR型、RH型、RR型の4タイプになります。
本質70%、表面25%と言われていますが、
個人的には、リスク(R)を持っている人は、
かなり、リスク寄りの行動をとるように感じています。
また、これまで分析させて頂いた方で、
HH型の人は、極端に少なかったようにも感じます。
「素質統計学」は「生年月日」を元に算出しており、
遺伝子はまったく関係ないのですが、結果から考えると、
完全に無視をするのは難しいかも知れません。
ところが…ところがですよ！
「セロトニントランスポーター遺伝子」の最近の調査結果では、
『アジアの民族に限り、LL型の方が「不安」を感じているようだ』
という、これまでの学説を覆す発表があったのです。
なんてこった…orz
となると、日本人がネガティブで根暗という印象は、
「セロトニントランスポーター遺伝子」のせいではなかった。
ということになります。
「素質統計学」ではどうでしょうか？
そもそも「素質統計学」では、
「このタイプの人は、ネガティブだ！」という分類はありません。
あるのは「リスクを考えるタイプ」という、
「思考」についての分類です。
行動特性として「得られるモノ(成功)」に目が向くか、
「失うモノ(失敗)」に目が向くのか…という違いなのです。
「リスクタイプ」の人が、
「ネガティブ」と思われてしまうのは、
リスクを重視するあまり、否定や批判が増えて、
あたかも妨害しているかのような印象を与えてしまうからです。
リスクタイプの行動は、否定的、批判的ではあっても、
ネガティブではないのです。
むしろ「失敗させない為の保険」について、
明確にして欲しいという感情の表れであり、
成功に向けては前向きなのです(笑)
つまり「ネガティブ」は、
素質統計学上の分類でもなければ、
遺伝子のせいでもないのです。
では、ネガティブな人とは、どんな人でしょうか？
それは「自己卑下」や「悲観」の度が過ぎる人です(汗)
「スキーマ」という「心理学の理論」があります。
「図式」や「筋書き」と言ったイメージが近いかも知れません。
例えば、突然「本棚を作って下さい」と言われた時、
「やったことないし、無理だよ…」と悲観的になりますか？
悲観的になってしまう人は「スキーマがない」のです。
本棚を制作した経験の有無や上手下手ではなく、
何から着手して良いかも解らないし、
実際の制作までの「筋書き」が描けないのです。
突然「本棚を作って下さい」と言われた瞬間に、
反射的に悲観的な反応をするのではなく、
やるやらないの判断は勿論のこと、
「やれるか」「やれないのか」の判断自体、
「本棚」「自作」とググってみてからでも、
遅くないのではないでしょうか？
ネガティブなのは、遺伝子のせいではなく
「反射の癖」のようですから(笑)
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◆ お知らせ
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8/26(水) 19時～ 田町にて開催致します。
CuoreUp 8月度 セミナー＆情報交換会 『ネガティブは『悪』じゃない！』
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意味と活用方さえ解れば、心の重みが、ちょっとだけ軽くなります(笑)
◆ 参加費
プレミア会員 ： 1,080円(消費税含む)
ベーシック会員 ： 2,160円(消費税含む)
非会員 ： 5,400円(消費税含む)
◆ 今後の開催予定
9月24日(木) 19時～「その教え方、間違っていませんか？」
10月 3日(土) 14時～「お家騒動」から考える「素質統計学」の活用法 in 姫路
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◆ あとがき
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吾輩は、批判的、否定的な発言が多く、
いろんな人から、ネガティブなイメージを持たれていたようです。
アサーティブを意識してからは、
随分とまともになったとは思いますが、
まだまだ、発作的に「非難」になってしまうこともあります ^^;
「今の若者」なんて言葉は言いたくないのだけれど、
その若者達は、とても悲観的な人が多い気がするのですよね(汗)
自分自身に対してもそうですが、
世間というか将来というか…。
なんだか、とっても心配です。
必要なのはビジョンなのか、前提条件なのか…orz
まぁ「まずは今を楽しめっ！(喝)」と、
言ってやりますか(笑)