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◆ 今回のCuoreUp

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今回のテーマは『「正直者は馬鹿を見る」は本当か?』です。


「世の中、ズルして生きてる人の方が得をして、
正直に生きている人が損をしている。」

そんな風に感じている人は、多いようです。

この言葉が、古くから使われていることも、
沢山の人の実感からなのでしょう。


そもそも、どんな時に使われているのでしょう…。

 ・「その洋服ダサイよ」と言って、
  相手を怒らせてしまう

 ・「君の顔はブサイクだ」と言って、
  ほっぺたを叩かれてしまう

 ・「部長の企画、古いと思います」と言って、
  プロジェクトから外されてしまう

注目して頂きたいのは、
「第三者」が「正直者」に対して、
「正直者は馬鹿を見る」と感じていることです。

思ったことを「正直」に言った本人が、
「正直者は馬鹿を見る」と、
憤慨しているかどうかは解りません。


他のパターンを見て見ましょう・・・。

 ・商店街のくじ引きで並んでいたら、
  自分の前に横入りして来た人が、
  当たりくじを引いてしまった。

 ・就職活動の際に、知人が経歴を詐称して、
  まんまと良い会社に就職した。

横入りパターンの場合、
もし正直者であるとするならば、
自分だけがルールを守っているのではなく、
横入りした人にも声をかけ、
ルールを守らせれるのではないでしょうか?

「横入りですよ!」と言ってしまうのが、
「正直者」のハズですし、
「正直者は馬鹿を見る」という例えだとしたら、

 ・「横入りですよ!」と言って、
  おもむろに殴られてしまう。

というパターンなのではないでしょうか。

また、くじ引きは「運」ですから、
横入りがあろうが、無かろうが、
自分に当たったかどうかは解りません(笑)

「自分の番」だったのにという、
思い込みによる影響でしかありません。

逆に、横入りされたことで、
「自分が当たりくじを引いた」としたら、
考えは真逆になるハズです(笑)

「正直者は報われる」という訳です。


では、就職活動の事例では、
どうでしょう?

「経歴詐称」というズルをして、
良い企業に就職したのです。

「ズル」に対して
憤りを覚えるのでしょうけれども、
実は「良い企業に就職」という点に、
僻みや妬みを感じているのです。

その人は「ズル」をしなければ、
就職は出来なかったのでしょうか?

きっと「ズル」を思いつくくらいですから、
面談では、上手に受け答えするのでしょう。

経歴詐称は、最初の一手でしかありません。

そんなズルを、面談で見破れない程度の会社、
就職するなど願い下げでも良いハズです(笑)

それに「ズル」をした人よりも、
自分自身が「より良い企業」に、
就職していたとしたならば、
こんな僻みや妬みすら、
感じなかったハズなのです(汗)


結局、何が言いたいのかというと、

 ・上手くいかなかった
 ・思い通りにならなかった
 ・ヒドイ目にあった

ということを、素直に受け入れられず、
「正直者だから馬鹿をみた」という、
言い訳にしているのです。

自分は正直者だから・・・という
偽りの肯定感の賜です。


本来論に戻りますよ(笑)

本当の正直者は、
「正直であること」に対して誠実であり、
なんら後悔をすることはなく、
むしろ清々しいのではないでしょうか?

「正直者は馬鹿を見る」
なんて思ってしまった時点で、
臆病な偽善者だと認めたようなものです(笑)

 

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◆ お知らせ

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誠に申し訳御座いません。

素質統計学・基本編は、テキストの準備が滞っており、
まだ、開催予定が決定しておりません・・・m(_ _)m

多分、5月の後半には開催出来るかも・・・。
という感じがしています。

また、準備が整い次第、正式にご案内致します。

 

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◆ あとがき

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極力「正直」に生きようとは思うけど、
「正直者」とは思っていません(汗)

どちらかというと、
吾輩は「バカ正直」な方です(笑)

自分の倫理観というのは、
そう簡単に変わるモノではありませんから、
「バカ正直」な自分を、
楽しんでしまうくらいが、
丁度よいのかも知れませんね(笑)

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