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◆ 今回のＣｕｏｒｅＵｐ
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今回のテーマは『「習慣」が生み出す「魔物」』です。
世の中には「習慣」と「成功」とを紐づけて、
「成功への道」的な感じで啓もうしている、
書籍やセミナーが多数あります。
そういった「習慣」を自分の生活に取り入れて、
有効に活用している人もいるでしょう。
今回のテーマは、
そういった「能動的」あるいは「意図的」な、
ルーティーンとしての「習慣」ではなく、
「癖」に近いものについての話です(笑)
例えば、トイレを済ませた時に、
便器のフタを閉める、あるいは開けておく、
という習慣があったとします。
そういった習慣は、自宅以外の場所でも、
何の気なしに、同じ行動を取っているハズです。
いつも閉める人は閉めるし、
開ける人は開けているのです。
半ば反射的にする行動が「習慣」です。
先ほどの例に挙げた習慣ですが、
自分の習慣と違っていると、
「イラッ」しませんか？
そして何度も繰り返されると、
相手に対して文句を言ったりしませんか？
人という生き物は思いのほか単純で、
自分の「習慣と異なっている」と、
それだけで「イラッ」とするし、
相手に文句を言って、
「習慣」を押し付けるのです。
この「習慣の押し付け」こそが、
「魔物」なのです(汗)
ではなぜ「習慣の押し付け」を、
やってしまうのでしょうか・・・
当人にとって「習慣」というのは
至極当たり前のことであり、
疑う余地もなく正しい行いなのです。
そりゃ～、そうです。
自分の「習慣」を、
自ら否定するような奇特な人は、
そう滅多には存在しません(笑)
行きつくところは、
「習慣」ｖｓ「習慣」です(汗)
「習慣」が生み出した「魔物」は、
二つの要素をはらんでいます。
まず一つ目は「思考放棄」です。
「習慣」となっている為、
その行動の理由、経緯など、
考える必要もないし、
知る必要もないと感じています。
人は「当たり前」の事に対して、
「思考放棄」するのです。
二つ目は「軽蔑」です。
「習慣」として行っていることを、
他人が出来ていないと「軽蔑」します。
本人にとって「習慣」とは、
マナーやルールに類するのです。
そういったことを「守れない人」を、
いとも簡単に「軽蔑」します。
ちょっと話がそれます(笑)
吾輩、便器のフタは「閉める派」です。
女系家族に育ったこともあり、
「閉める」のが当然だと思っていました。
友人の家は「開ける派」でした。
トイレに入ると、
堂々と開け放たれたフタが、
目に入りました。
「マジか！」と思いましたが、
用を済ませると、当たり前のように、
フタを閉めました。
吾輩の習慣が、無意識下で、
遂行された瞬間です。
友人が、私の後に入ったら、
「なんで閉まってんだよ！」と、
ちょっとイラッとすることでしょう(笑)
話を元に戻します。
「習慣」というのは、
千差万別だと頭では理解していても、
普段は、自分の習慣が正しいものと、
思い込んでしまっています。
「正しい」という思い込みが、
「思考放棄」を助長し、
相手への「軽蔑」に繋がってしまいます。
誰しも「習慣」という「魔物」を、
抱えて暮らしています。
魔物が火を噴くことがないよう、
「習慣」は「千差万別」なのだ。
と、今一度、認識するようにしましょう。
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◆ あとがき
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「成功への道」的な啓もう本を、
鵜呑みにして、自分じゃ何もしないのに、
とても偉そうに紹介してくる、
お節介な人がたまにいます(笑)
そして
「なんで、お前は出来ないの？」
・・・と
あぁ～、また軽蔑されちゃいましたね(笑)
そもそも習慣も違うし、
目指している方向性も、
志向も違うってのにね(汗)