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◆ 今回のCuoreUp

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今回のテーマは『私って○○な人じゃないですかぁ~』です。

あなたの周りにもいませんか?
自分で自分を定義したがる人(笑)

ま、大抵の場合、その定義は間違っているのですが、
今回は敢えて、その間違い自体には触れません。

なぜ「定義したがる」のかについて、
考察して行こうと思います。

まず、このフレーズ
「私って○○な人じゃないですかぁ~」の後に、
「だから出来ない(やりたくない、嫌い)」という、
否定的なイメージの事柄が対となって
使われていることが多いようです。

例えば

 ・私って完璧主義な人じゃないですかぁ~
  だから、納得できない資料は提出したくないんですよね

 ・俺って拘る人なんで、
  資料整理とか向いてないんですよ

 ・僕ってお酒とか飲めない人じゃないですか~
  だから、飲み会とか嫌いなんですよね~

という感じです。

「出来ない、やりたくない、嫌い」
という理由を「○○な人」のせいにしているのです。


以前から「自分を定義する人」というのは、
多かれ少なかれ周辺にいました。

高倉健さんの某CMではないけれど
「自分、不器用ですから」的に、
自分の情けなさやダメさを曝け出す、
そんな使い方をしていたように感じます。

昨今の「○○な人」というのは、
従来の使い方とは全く違っています。

ポイントは「○○」だけではなく、
「○○な人」というように「人」が、
1セットになっているという点です。


高倉健さん的な定義の仕方であれば、
ダメなのは自分自身であり、
責任の所在が自分にあることは明白です。

ところが、
「○○な人」と1セットにすることで、
あたかも自分が何かしらの分類に該当し、
その「分類が故にダメ」なのだと、
責任の所在を「分類上の性質」に、
転嫁させているのです。

表現の仕方を変えて、
敢えて悪意をもって言い換えてみると、

「悪いのは私じゃなくて、
○○っていう性質のせいなんです。
○○な人って、みんなそうなんですよ!
そんなことも知らないんですか?」

ってな感じでしょうか(笑)

最後の「そんなことも知らないんですか?」は、
攻撃性の現れです。

実際「○○な人」という言葉を多用する人は、
「最初から出来ないと言っていた」とか、
「だから嫌いって言ったでしょ」などと、
何かにつけて逆ギレをしている。
そんな印象を拭いされません(汗)

「○○な人じゃないですか」という言葉は、
責任転嫁をするとともに、相手に対して、
「これ以上責めると噛みつくぞ!」という
攻撃のサインでもあるように感じます。

恐らく本人も自覚のない中で、
曖昧模糊とした不安に苛まれているのでしょう。

ここまで分析してきたのは、
「出来ない、やりたくない、嫌い」といった、
責任転嫁と自己防衛を目的とした、
転嫁防御系の「○○な人」についてでした。


「○○な人じゃないですか~」には、
他の異なるタイプが存在するようです。

自己肯定感が不足してしまい、
承認欲求が増してしまっている人です。

そうです。
いわゆる「かまってちゃん」です(苦笑)

否定的でダメな印象の言葉を引き合いに出し、
自分を卑下している訳ですが、
相手から「そんなことないよ」という、
励ましの言葉を頂戴する為にも、
あまり重苦しくならないよう、
「○○な人じゃないですか~」と、
やわらかくなるクッション言葉として、
巧みに利用しているのです。

また、この手のかまってちゃんは、
相手をコントロールする上でも、
このクッション言葉を多様します(笑)

「私って和食とか苦手な人じゃないですか~」
「はいはい。じゃイタリアンね(笑)」

という感じです。


残念ながら、
転嫁防御系もかまってちゃんも、
どうしたら改善出来るのか、
どうしたら上手にコミュニケーション出来るのか、
まだまだ謎だらけです(汗)

じっくりと対策を考えたいと思います(笑)

 

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◆ お知らせ

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誠に申し訳御座いません。

しばらくセミナーは休講と致します。

懇親会的な感じの集いなら、
気まぐれであるかも知れません。

もし、こんなテーマでやって欲しい!
というリクエストがあれば、
遠慮なく、ご連絡下さいませ。

また、基本編をご希望の方は、
別途、ご都合など、個別でご連絡下さい。
日程等調整させて頂きます。

なお、ご連絡は、本メールの返信で大丈夫です。

重ねてお詫び申し上げます m(_ _)m

 

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◆ あとがき

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本文には書きませんでしたが、
分類に当てはめたり、定義することで、
「安心したいタイプ」の人もいるようです。
不安解消系とでもいいましょうか(笑)

自分がいったい「ナニモノ」なのかを、
多数派、少数派に関係なく、
より「無害な存在」として、
再定義するのが特徴です。

下手に分類したり、
体系に割り当ててしまう事で、
本来の自分を見失ってしまい、
世間体によって作り上げられた擬態を
自分だと思い込んでいる人もいるようです。

もっとも難しいのは、
「自分らしく」なのかも知れませんね(笑)

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