2024年3月29日(金) 17:51 JST

【CuoreUp #021】出来る人は「コンフリクト」を活用する

  • 2015年6月 4日(木) 18:19 JST
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◆ 今回のCuoreUp

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今回のテーマは『出来る人は「コンフリクト」を活用する』です。

個人的には、
ちょっとだけ、チャレンジ精神が掻き立てられるテーマです(笑)

まず『コンフリクト』って何よ?
と思う方もいらっしゃると思いますので、
簡単に説明させて頂きますね。

「コンフリクト」とは、

 ・衝突
 ・対立
 ・葛藤
 ・緊張

という言葉に代表されるように、
組織作りやコミュニケーションにおいて、
廃絶すべき存在として扱われてきたものです。

とかく「和」を重んじる日本文化では、
ことなかれ主義が幅をきかせていることもあり、
避ける風潮が、まだまだ存在しています。

組織の大小に関わらず、
多様な価値観が存在するコミュニティにおいて、
「コンフリクト」が点在するのは当然なのですが、
『コンフリクト=悪』という感覚がある為、
「臭いものには蓋」的であったり、
「見なかった」ことにしているのが実情です。


これまで「見なかった」ことにして過ごしてきたのですから、
いざ「コンフリクト」の場に直面してしまうと、
脳が思考を停止して、まともに振る舞うことが出来ません。

せいぜい「まあまあ、気を静めて…」的な、
場を収める事に終始するのが限界なのです。


心理学的には、コンフリクトの解決手法として、
5つの方法を提示しています。

1.競合(説得)
  相手を説得して、自分に利益になるよう方向づけます。

2.受容(我慢)
  自分の要求を我慢し、相手の要求に従います。

3.回避(逃避)
  問題を先送りし、対立する状況そのものから逃避します。

4.妥協
  互いの要求の質や量を下げて、部分的に実現させます。

5.協調
  互いの立場を尊重し、協力しながら解決を試みます。


この解決法をご覧になってみて、
どのように感じますか?

私としては「5.協調」以外、意味がないと感じました。

火種がくすぶっているか、新たな火種になってしまうとさえ、
感じてしまったからです。

目の前の「コンフリクト」が解決しても、
新たな「コンフリクト」の波が押し寄せてくるので、
長期的には、何の解決にもならない。

その結果「コンフリクト」を避けて、
ことなかれ主義になってしまったのではないでしょうか…。


ちょっと話がズレます(笑)

まだ記憶にある方もいらっしゃることでしょう。
某大手家具会社のお家騒動(笑)

あのニュースを見て、
「あぁ、なんでもっと話し合わないんだろう?」と、
疑問を持った方もいたのではないでしょうか?

あの会社にとっての最大の「コンフリクト」を、
プラス方向に変える最初で最後のチャンスだったのですが、
物別れに終わり、新たな裁判沙汰へと流れていきました。

何が言いたいかというと、
「コンフリクト」を「上手に解決」することが、
対外的な評価につながる。ということなんです。

そして、その評価は、組織にも好機をもたらすのです。


最初に「チャレンジ精神を掻き立てられる」と書きましたが、
「好機をもたらす可能性がある」からです。

そして何よりも、私がワクワクしてしまうのは、
「コンフリクト」時の、人間性との対峙です(笑)

「コンフリクト」の最大の長所であり、
欠点とも言えるのが「人間性の暴露」です。

「コンフリクト」の渦中に身を置くと、
自分の利害を優先するあまり、
「負の人間性が暴露」されるのです。

人間性をすべて受け入れる覚悟と、
それに対峙していく勇気…。

なんか、こんな風に書くと、
自分が変人に思えてきます(汗)


話しを元に戻しますね(笑)

「ピンチはチャンス」

よく聞くフレーズです。

「ピンチ」というものは、
なんの前触れもなく突然訪れますが、
「コンフリクト」は、存在する火種を、
誰の目にも見えるようにするだけで良いのです。

最大のピンチになる可能性もゼロではないですが、
「コンフリクト」を上手に活用出来れば、
組織を活性化させられるのです。

「出来る人」は、既に「コンフリクト」を意図的に起こし、
解決プロセスを経ることで、組織を活性化させているのです。


あ、空気を読まなかったり、
場を乱すってのは「コンフリクト」ではなく、
ただの「ダメな人」です。

お気をつけあそばせ(笑)

 

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生年月日行動心理学の分類の一つ「怒りの種類」の解説と
「怒りスイッチ」について事例を交えて説明致します。

【怒りの種類】
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4.評価    5.役割相違 6.喪失

なかでも以下のケースについて、具体的な解説を致します。

・疎外感を与える言動
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・期待からの逸脱

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参加者の仕事やプライベートでの悩み事、困り事を、
生年月日行動心理学を利用して、改善を促す為に、何をどうするのが良いか、
参加者同士、グループワークを通して意見交換をして頂きます。
プチセミナーに沿った共通課題としては、以下を想定しています。

・最近、怒ったこと、怒られた事
・「怒り」解消のメカニズム
・被害者は誰か?

などです。


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◆ あとがき

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別に「出来る人」とは思っていないのですが、
ガキの頃から、やたらと「コンフリクト」してたかも(笑)

ある程度、ぶつかり合わないと、
人間性が解らないと決めつけていたようにも思います。

もしかしたら、表面だけの人間関係が怖かったのかも ^^;

自分の知らない相手の一面を垣間見ると、
恐ろしさや疑惑が芽生えて、
ついつい拒絶してしまいそうですが、
「新たな一面、み~つけた~!(笑)」的に思えれば、
「コンフリクト」もまた、楽しめるモノなのかも知れませんね(笑)

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