2024年4月26日(金) 20:58 JST

【CuoreUp #037】寛容すぎるのは「いかんよ~!」

  • 2015年9月24日(木) 18:32 JST
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◆ 今回のCuoreUp

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今回のテーマは『寛容すぎるのは「いかんよ~!」』です。

突然ですが、アナタは「寛容」だと思いますか?
または「寛容でありたい」と思いますか?

吾輩は、それほど「寛容」ではないけれど、
「寛容でありたい」とは思っています(汗)

いつの頃からでしょうか…。

 ・部下を叱ってはいけない
 ・子供を叱ってはいけない

など「叱る」ことに否定的で、
「誉めて育てましょう!」的な雰囲気が漂っているのは…。

あまりにも、叱ることを控えていたことの弊害か、
幼稚園や小学校では、手や足を出す乱暴な子が増えたとか…(汗)

家庭や学校で叱られたことがない為、
その「痛み」を知らないからだ。というのが、
専門家たちの見解のようです。


随分と昔のことだけれども、
「体罰」が当たり前のように行われていた時代に、
吾輩も良く「尻バット」なる「罰」を与えられたものです(>_<)

確かに「物理的な痛み」を伴う「罰」が繰り返されれば、
自粛することは増えるでしょうし、大人しくもなります。

しかし、理不尽な体罰や、罪の意識の無い人を罰したところで、
生まれるのは憎しみや恨みだけです。

「罰(主に体罰)」は、教育上良い事ではない。との判断から、
「罰することは許さない」という雰囲気が蔓延し始めました。

極端な発想かも知れませんが、
「体罰を禁止」された人達は、
「叱り方」が解らなくなってしまい、
「叱る」方法を見失ってしまったのだと思うに至りました。


「ゼロ・トレランス運動」というのがあるそうです。
「寛容度ゼロ運動」とでも、言いましょうか…。

「罪」を犯したのであれば、
「罰」を受けるのが「当然」という考えです。

「罪を犯すに至った経緯」などを聞くことで、
「罰」を軽減することはありません。


例えば「具合の悪い老人を助けた」ことで、
「遅刻」という「罪」犯してしまった。とします。

勿論、不測の事態ですし、善行をしていますから、
「罰」が免除されてもよさそうな気もします。

しかし「ゼロ」といっていますから、例え善行だったとしても、
「罰」は受けることになるのです。

それじゃ「善行」しただけ「損」になってしまうではないか?
と、お怒りになる人もいるかも知れません。

しかし、これが「寛容度ゼロ」ということです。


「寛容度ゼロ運動」の中でも意識すべきは、
「誰もが平等に罰を受ける」ということです。

そこにエコ贔屓などの個人的感情は入れてはならないのです。

「俺は偉いんだから遅刻してもいいんだ」などとのたまう、
諸先輩方がいらっしゃいますが、
「寛容度ゼロ運動」の世界では許されません(笑)

勿論、権力者に可愛がられているからといって、
「罰」を逃れることは許されません。

立場や身分ではなく「ルールが絶対」であり、
「罪」には「罰」がセットでついてくる決まりなのです。

これはこれで、なんとも恐ろしい…(汗)
最早、軍隊のような感じすら覚えます。


さて「ゼロ・トレランス(寛容度ゼロ)運動」については、
メリット、デメリット、問題点や導入にあたっての、
様々な注意点もありそうですし、詳しくは、
別の機会に解説するとして、本題に戻りたいと思います。


今日のテーマは『寛容すぎるのは「いかんよ~!」』です。

「厳密なルールの元、罪と罰をセット化する」というのも、
確かに効果はありそうです。

「叱ることをせず、誉めて育てる」という方法も、
まぁ、理解出来なくもないし、
寛容でありたい吾輩としては、
叱らないで済むなら、それに越したことはない。
とも思ってしまうのです。


「罪を犯した人」が、
相手から「寛容」な振る舞いを受けることで、
「反省」し「感謝」し「改善」されることもあるでしょう。
とても「性善説」的な発想です。

その一方で「舌を出し」し「嘲笑い」「罪を重ねる」人もいます。
こちらは「性悪説」的な発想です。


「素質統計学」による「価値観の相違」を学ぶことで、
「寛容」な態度というのは「自分軸」ではなく、
「相手軸」によって、変化させるべきモノなのなのだ。
と、考えるようになりました。

 

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◆ お知らせ

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9/24(木) 19時~ 田町にて開催致します。

CuoreUp 9月度 セミナー&情報交換会 『その教え方、間違っていませんか?』
http://www.cuore-up.net/calendarjp/event.php?eid=20150901162946790

◆ セミナー

 「間違った教え方」では、誰も理解が深まらず、身につけることは出来ません。
 「出来が悪い」と嘆く前に「教え方」が適切か、振り返ってみましょう。
 「教え方」の「やっては行けないこと」と「意識すべきこと」を整理し、
 教え上手を目指しましょう!!

  ・「なぜ出来ない」の「なぜ」を分析…出来ない理由はどこにあるのか
  ・「知識」と「スキル」の分離…無知と未経験をゴッチャにしない
  ・「やる気」や「根性」は不要…身につけることで得られるモノを認識する
  ・「上手な教え方」…押さえるべきポイント

 について、整理致します。

◆ 情報交換会

 「教え方」について、皆様と情報交換致します。
 「私の教え方って大丈夫?」という不安を解消しましょう!!


◆ 参加費

 プレミア会員 : 1,080円(消費税含む)
 ベーシック会員 : 2,160円(消費税含む)
 非会員 : 5,400円(消費税含む)


◆ 今後の開催予定

  10月 3日(土) 14時~「お家騒動」から考える「素質統計学」の活用法 in 姫路
  10月27日(火) 19時~ テーマ未定
  11月25日(水) 19時~ テーマ未定
  12月17日(木) 19時~ フリートーク忘念会

 

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◆ あとがき

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最近、寛容すぎることは、良くないのかな…とも感じています。

だってね、相手が調子ぶっこいてくるのですよ(汗)

ミスはミスとして、淡々と指摘して、
特に叱ることはせず、改善したら感謝する。

そんな繰り返しなのですが、
もう少し「叱る」という行為として、
「何故、ダメなのか」というのを、
上手に伝える術を模索しております。

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