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◆ 今回のＣｕｏｒｅＵｐ
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今回のテーマは『気付かぬ「甘え」と気軽な「共感」の危うさ』です。

吾輩の周りに「甘えん坊」が多いのか、
それとも、ＦａｃｅｂｏｏｋやＳＮＳ等に、
「甘えん坊」が多いのかは解りませんが、
弱っている系の書き込みを見ない日はありません…(汗)

　・ちょっと熱出た
　・ケガした
　・健診で血圧高かった
　・悪口言われた凹んだ
　・なんだか元気がでない

などなど…。

投稿者本人も、投稿することが習慣化していることもあり、
あまり気付いていないこともありそうです。

また「甘え」という意識も少ないのかも知れません。

特にＦａｃｅｂｏｏｋ等で気になるのが、
こういった「甘え」に対する「共感」の声です。

投稿に対して、なんの違和感もなく「いいね」したり、

　・大丈夫？
　・元気出して！
　・そりゃヒドイね
　・そんなことないよ

などなど「共感」したり「肯定」したりと、
あまり深く考えることもなく、
反射的にコメントをしているように感じるのです。

気にしなければ、まったく気にならない事ですが、
一度でも気になってしまうと、どうにもこうにも、
「弱ってる系」の書き込みが目に留まるようになるのです(笑)

なぜ目に留まるようになったのか…。
この疑問の答えは、意外と簡単なところにありました。

「弱ってる系」書き込み頻度の「増加」です。

そりゃ、目に留まる訳です(汗)

では何故「頻度が増加」するのでしょうか？
そんなにも、その人は「弱っている」のでしょうか？

本当の意味で弱っている人は、
「投稿なんて、する気力もない」というのが実態であり、
投稿出来ている…ということは、
悪い言い方をするならば「その程度」ということです(笑)

「甘え」は、もっともシンプルな肯定欲求の一つです。

食欲、性欲、睡眠欲などに匹敵するものですが、
やっかいなことに、一人では解決できないのが、
この「甘え」という欲求の特徴です。

Ｆａｃｅｂｏｏｋの台頭により、
「甘え」となって現れる肯定欲求は、
容易に満たせる時代になったようです。

直接的な甘えでなく「弱ってる系」の投稿によって…。

そして「甘え」を助長してしまうのが、
気軽な「共感」なのです(汗)

「いいね！」なんて、気楽なボタンがあるので、
ついつい、気軽に「共感」してしまうのです。

「甘え」と言っても、いくつも種類があります。
その中でも最も注意すべきは「弱ってる系」です。

ちょっとだけ時間を遡って、
あなたが子供の頃を思い出してみて下さい。

普段、直球勝負で甘えたり、ダダをこねても、
まったく相手にしてくれなかった家族や友達が、
風邪などで弱った時に限って、
とても優しくしてくれた。なんてこと、
ありませんでしたか？

そうです。
「甘え」の変化球である「弱った系」を、
心に焼き付けた瞬間です(汗)

勿論、すこぶる健全な人が、突然、弱音を吐いたのなら、
きっと、大変なことが起きたのでしょう。
そこは、察して上げるのが大人の振る舞いというものです。

共感してあげる。肯定してあげる。というのは、
決して悪いことではありません。

しかし、ちょいちょい「弱った系」を投稿するとなると、
全く別次元の問題が発生したと考えた方が良いです。

気軽な「共感」としての「いいね！」は勿論のこと、
軽いコメントなどは、甘えを助長してしまいます。

「弱った系」を発信することで、
気を引くことに成功し、欲求を満たしてしまうと、
より多くの「いいね」やコメントを求める為、
弱っている度合いまでもが酷くなる可能性があるのです。

では「頻発する弱った系」には、どうすべきでしょうか？

スルーするのが、ベターです。
そして、ちょっとでも、プラス方向な投稿があったら、
すかさず「いいね」して上げるのが、
よりベターでしょう。

何の気なしにしている「いいね」や「共感」が、
相手にとって、実はマイナスになってしまう事もあるのだ。
ということを、ちょっとだけ意識してみては如何でしょうか？

まぁ、投稿を吟味し、噛み砕いてからコメントするのは、
少々大変なんですけどね ^^;

 

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◆ あとがき
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基本的に甘えん坊は苦手です(汗)

純粋に甘えてくれれば、まだ良いのですが、
ちょっとでも変化球が入ってくると、
もう面倒臭くて嫌になってしまいます。

だのに、面倒な甘え方をしてくる人は多いし、
その手の輩に、丁寧に対応して、
「優しい人」と自己満足している人もいるようです…。

なんだかな ^^;