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【CuoreUp #051】ちょっと待て!その「謝罪」大丈夫?

  • 2015年12月24日(木) 17:52 JST
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◆ 今回のCuoreUp

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今回のテーマは『ちょっと待て!その「謝罪」大丈夫?』です。

「今年の汚れ、今年の内に!!」というフレーズ、
最近では、あまり聞かなくなりましたね ^^;

そのくらい、年末年始の行事が、
一年のリセットという意識から、
ただの年越しになってきたのでしょう。

「汚れ」という訳ではありませんが、
今年「やらかしてしまった事」を、
来年にひきずることなく、今年中に解決しましょう!

ということで、今回は「謝罪」についてです。


まず、謝罪に至る前提条件ですが、

 1.相手に迷惑をかけてしまった
 2.相手が怒っている

上記のいずれかが想定されます。

1の場合には、怒っていない可能性もありますが、
当方としては「申し訳ない」という気持ちから、
自発的に謝罪を行うこととなります。

自発的である為、問題となった原因は明確ですから、
謝罪の仕方も、それほど難しくはありません。
最大限のリスクヘッジとして、
「相手が怒っている」という想定で臨めば、
恐らく、大丈夫でしょう。

ということで、2を対象として、
話を進めたいと思います。


2の「相手が怒っている」というのは、
原因が解っている場合もありますが、
まったく意味不明な場合もあります。

また原因が解っていたとしても、
相手は感情的になっていますから、
こちらからの「謝罪」を容易には、
受け入れて貰えない可能性もあります。

相手が怒っている場合の謝罪のステップは、
大きく3つのステップで行うことになります。

 1.怒らせてしまったこと自体を謝罪する
 2.「怒り」の原因に対する認識を一致させる
 3.対応策の提示と合わせて、再度謝罪する

一見、当たり前のように感じるかも知れませんが、
大多数の人が、1を行うことが出来ません。

何故かというと「怒り」に直面した瞬間に、
強烈な防御本能が働いてしまい、
「自分には責任がないこと」を伝える為、
言い訳をしたり、正当性を主張したりするのです。

まずは、怒らせてしまったこと自体の謝罪を、
きっちりと行うことが大切です。


続いて「怒り」の原因に対する認識合わせです。

ストレートに怒っているタイプであれば、
怒りの答えは解りやすいのですが、
大抵の場合、怒りの理由で見えてくるのは、
表面的な、きっかけの部分でしかなく、
根本原因に辿りつかないことが多いのです。

怒っている人が出す「ひっかけなぞなぞ」に、
決して、ひっかかることなく、
正解を導き出さなければなりません。

この解答に失敗してしまうと、
次の「対応策」は的を射ることなく、
まったく無意味なものとなってしまい、
反って、怒りを膨脹させてしまうのです。

対応策で失敗しない為にも、
怒りの根本原因を探り当て、
互いの認識を合わせることは、
非常に大事なのです。


最後に「対応策の提示と再度の謝罪」です。

これもまた、しくじりやすい部分です。
当たり前のことですが「対応策」は、
相手にとって満足の出来る内容でなければなりません。

その為には、原因の把握は勿論のこと、
相手の性格もしっかりと理解しておく必要があります。

なぜなら、「最善と思える対応策」が、
自分の価値観と一緒とは限らないからです。

例えば、大切な品物を壊してしまった場合でも、
現金賠償を喜ぶ人もいれば、
同じ商品を希望する人もいます。

稀に、ひたすら謝罪するだけで許す人もいますが、
基本的には対応策は提示した方が良いです。


謝罪をテーマにすると必ず聞かれることがあります。

『「自分に非がない」場合には、
「謝罪しなくていい」ですよね?』

という素朴な疑問です。

本当に、そう思っているのなら、
この疑問は湧かないハズですし、
質問されることもありませんよね。


「怒っている人」は何かしらの被害を被っている。
という視点で、もう一回、状況の確認をしてみましょう。

「100%非がない」という状況というのは、
そうそうないものです ^^;

 

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◆ あとがき

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謝罪を「キッチリ」と済ませておかないと、
相手とは微妙に気まずいものです。

時が過ぎれば、なんとかなく仲直り風ではあるけれど、
ちょっとしたことがきっかけで、
また怒りは再燃するのです。

そうなった時、苦しむのはあなた自身です。

今年の汚れは、今年のウチに!!

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